個人型DC口座のインデックス投信から米国ETFへのリレーを実行 中田たろうの投資日記 ブログパーツ アクセスランキング

個人型DC口座のインデックス投信から米国ETFへのリレーを実行

こんにちは。中田たろうです。

今週、個人型DC口座のインデックス投信から米国ETFへ、リレーを実行しました。

1)個人型DCのインデックス投信でも保有コストは十分に低いが、より低コストな米国ETFへ資産をリレーする
2)株式クラスの地域配分リバランス
3)株価が高いときに非課税口座から課税口座へリレーすることで、将来の税金を減らすことができる可能性が高い
4)個人型DC口座の資産をすべて元本確保型商品にすることで、運営管理手数料がより低い口座への変更をやりやすくする

上記4つが今回の目的です。
取り引きの経過を記録します。

□個人型DC口座でスイッチング注文とSBI証券で米国ETF購入

まず、個人型DC口座で、保有しているインデックス投信から定期預金へのスイッチングを注文します。
営業日の朝10時までに注文を行えば、約定日は翌営業日です。
朝10時を過ぎれば、その1日後の営業日になります。

リレー先のETFは、VTI(米国株式ETF)とVEA(米国以外の先進国株式ETF)の2銘柄です。
VEAには日本株式も含むので、特定口座で保有しているETF(1306)も20万円弱を売却して、リレーの原資の一部にしました。

個人型DC口座からは、拠出中に現金を出金できません。
リレー先の米国ETFの購入には、投資の待機資金を充てました。

米国ETFを購入する前に、SBI証券でFXの現引きを使って、米ドルを購入します。
FXは1万米ドル単位での取引しかできないのですが、為替コストが格安です。

リレーの原資産である個人型DC口座のインデックス投信には、1万ドル未満の端数があります。
その端数分は、SBI証券の口座内で保有していた米ドル(米国ETFの分配金)を使いました。

次に、それらの米ドルを使って、米国ETFを購入します。
今回は、NISA口座でVTIを6千ドル弱、そして残りの米ドルを使って特定口座でVEAを購入しました。

ここまでの取り引きは、すべて同一営業日に行いました。
リレーの原資の売却と、リレー先資産の購入、そのタイムラグを可能な限り小さくしました。

リレーの実施前は、株式クラスの地域別の比率が、目標比率に対して米国がオーバーウエイト、日米以外の先進国がアンダーウエイトだったのですが、VTIを薄めに、VEAを厚めに購入したことで、少しリバランスができました。


□課税口座から非課税口座へのリレーで、税金が有利になるケースも

個人型DC口座では、2009年から外国株式インデックス投信を購入しています。
そのころ購入したものは、2倍以上に値上がりしています。
8年間の投資で含み益が140万円強になっていました。

これを売却したときに、もしも課税口座ならば、28万円以上を税金で失うところです。
しかし、個人型DC口座では非課税です。

非課税口座から課税口座へ、資産をリレーすることで、将来、節税できるチャンスが広がることが期待できます。
たとえば、①10,000円で購入した投信が、②16,000円に値上がりして、その後③12,000円まで値下がりして、さらに④24,000円へ値上がりした場合で、どのくらい得になるか試算してみました。

【①非課税口座で1万円購入、②非課税口座から課税口座へリレー、③非課税口座で1.6万円購入、④すべて売却した場合】
①《非課税口座》投信10,000円
②《非課税口座》定期預金16,000円+《課税口座》投信16,000円
③《非課税口座》投信16,000円+《課税口座》投信12,000円
④《非課税口座》投信32,000円+《課税口座》投信24,000円
値上がり資産への課税が20%とすれば、この場合、26,000円を投資して、最終的には資産が56,000円まで成長して、税金は課税口座での値上がり益8,000円に対して1,600円が徴税されます。

【①非課税口座で1万円購入、②なにもしない、③課税口座で1.6万円購入、④すべて売却した場合】
①《非課税口座》投信10,000円
②《非課税口座》投信16,000円
③《非課税口座》投信12,000円+《課税口座》投信16,000円
④《非課税口座》投信24,000円+《課税口座》投信32,000円
この場合、最終的に資産が56,000円まで成長するのは一緒ですが、税金は課税口座での値上がり益16,000円に対して3,200円が徴税されます。

前者と後者を比べると、前者は税金が半分です。

企業年金のないサラリーマンが個人型DCに加入したとき、毎月の拠出額は上限が2.3万円、年間で27.6万円です。
リスク資産への投資額がこれよりも高額の方は、NISA口座や課税口座も活用されているでしょう。
個人型DC口座以外の口座でもリスク資産を購入する人の場合は、資産が値上がりしたときに非課税口座から課税口座へリレーすれば、この例のように課税が有利になる可能性は高いだろうと思っています。

NISA口座も非課税ですが、資産を売却すると非課税枠を再利用することはできません。
投資できる期間にも限りがあります。

DC口座では、口座内の資産を、いつ、どのように、何度も売買しても、すべての取り引きが非課税です。
そして60歳になるまで、ずっと非課税です。
私はこのメリットをできるだけ有効に活用したいと以前から思っていました。
8年間、DC口座で運用してきて、今がその好機だと思ったので、リレーを実行しました。

実際の運用では、この例のようにはうまくいかないこともあるでしょう。
リレー実施後に資産が値下がりしないで、右肩上がりにずっと上昇を続ければ、リレーをしないほうが有利です。
今回の私の判断が正しかったかどうかは、今後の株式相場の動向次第です。


□個人型DC口座の移換手続き

掛け金の拠出中は、個人型DC口座から出金はできません。
投信を売却した資金は、口座内で定期預金にしておきます。
この状態のまま、個人型DC口座を、琉球銀行からSBI証券へ移換手続きを行います。

今、私が個人型DC口座を開設している琉球銀行では、毎月の掛け金から539円が手数料として引かれます(国年金基金連合会と事務委託先金融機関の手数料を含む)。
SBI証券では、これが毎月163円になります。
その差は毎月376円、1年で4,512円の差です。
口座を移換することで、この手数料を節約できます。

ちなみに、個人型DC口座を他社へ移換するときは、投信で運用している資産はすべて売却して(手動でスイッチングを行うか、移換直前に自動的にスイッチングされる)、定期預金にしてから移換されます。

私は8年前に、個人型DC口座を移換したことがあります。
このときは、移換手続きが進んでいる1か月弱のあいだは、資産が現金化されたまま、まったく手を付けることができませんでした。

 2009/10/08 「鹿児島銀行から琉球銀行への個人型401kの移換経過」
 http://nakatatarou.blog110.fc2.com/blog-entry-529.html

SBI証券に移換手続きの書類請求を行い、数日後には書類が届いたので、すぐに必要事項を記入して返送をしました。
おそらく、7月か8月には、移換手続きを終えるのではないかと思います。

移換完了後は、個人型DC口座の資産は定期預金で運用します。
そして、株価が大きく値下がりしたときは、定期預金から外国株式インデックス投信へ、スイッチング注文を行います。
そうすることで、将来の税金を減らすことができればと思っています。

スイッチング注文のタイミングが、今年か、来年か、それ以降になるか、まったく予想はできませんし、予想をするつもりもありませんが、じっくりと、あせらず、好機を待ちます。

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2017/06/10 09:00 | ETFへのリレーCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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