保有しているETFの経費率を再確認
こんにちは。中田たろうです。
4月末に、バンガード社が米国ETF等の経費率改定のお知らせを発表しました。
2017年バンガードETF™・米国籍投信経費率改定のお知らせ
https://www.vanguardjapan.co.jp/retail/articles/news-from-vanguard/new-expenseratio-2017.htm
上記を確認すると、私が保有しているバンガード社のETF4銘柄(VTI、VEA、VWO、VSS)のすべてで、経費率が下がっています。
サテライト的に少額を投資している「バンガード・スモール・キャップ・インデックス・ファンド」も、同じく下がりました。
バンガード社には大感謝です。
この改定によって、私が保有しているETFの経費率が加重平均でどうなったかを確認してみました。
(表1)2017年5月の保有コスト
銘 柄 | (A) エクスペンスレシオ (年率) | (B) ETFの 保有比率 | (A)×(B) | |
---|---|---|---|---|
国内株式 | 1306 | 0.13%※ | 14.91% | 0.0194% |
米国株式 | VTI | 0.04% | 43.52% | 0.0162% |
先進国株式 (除く米国) | VEA | 0.07% | 29.26% | 0.0205% |
新興国株式 | VWO | 0.14% | 10.14% | 0.0142% |
小型株式 (除く米国) | VSS | 0.13% | 5.10% | 0.0066% |
加重平均 | 0.0769% |
5銘柄の加重平均では、年率0.0769%になりました。
驚きの超低コストです。
私は外国株式クラスへの投資では、今後も米国ETFを使い続けます。
この数年で、低コストのインデックス投信が次々に登場して、どれを買えばいいか悩ましい状況でもありますが、毎月ドルコストで積み立てをしないのであれば、ネット証券のNISA口座で米国ETFを購入するのが、コスト的には最も有利だと思っています。
なお、VT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF。先進国と新興国へ分散投資するETF)も、経費率が年率0.14%から0.11%へ改定されましたが、私のポートフォリオではこれを0.03パーセントポイント強も下回っています。
ちなみに、2年前のエントリで、その当時でのETFの保有コストを試算しています。
2015/2/16「EFAからVEAへの乗り換えを検討」
http://nakatatarou.blog110.fc2.com/blog-entry-847.html
上記のエントリから、試算の表を引用します。
(表2)2015年2月の保有コスト
銘 柄 | (A) エクスペンスレシオ (年率) | (B) ETFの 保有比率 | (A)×(B) | |
---|---|---|---|---|
国内株式 | 1306 | 0.14% | 13.43% | 0.0185% |
米国株式 | VTI | 0.05% | 42.78% | 0.0214% |
先進国株式 (除く日米) | EFA | 0.33% | 33.62% | 0.1109% |
新興国株式 | VWO | 0.15% | 3.88% | 0.0058% |
小型株式 (除く米国) | VSS | 0.20% | 5.63% | 0.0113% |
韓国株式 | 1313 | 0.36% | 0.66% | 0.0024% |
加重平均 | 0.1702% |
昨年、先進国株式(除く米国)をEFAからVEAへ乗り換えたことが大きいのですが、0.1パーセントポイント近くも、保有コストを下げることができました。
100万円の0.1%で1千円、10年で1万円。
このコスト差は決して小さくありません。
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2017/05/22 09:00 | ETF・インデックスファンド | COMMENT(0) | TRACKBACK(0) TOP
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