今年3回目の臨時リバランスを実施するかどうか 中田たろうの投資日記 ブログパーツ アクセスランキング
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今年3回目の臨時リバランスを実施するかどうか

こんにちは。中田たろうです。

先週から、相場はいったん株安と円高へ動き、FOMC後に株価と為替は戻しました。
そして冬のボーナス、年末調整での個人型401kによる税額控除の還付金で、流動性資産の残高がいつもより大きく増えました。
昨夜、アセットアロケーションを確認してみると、先月末から株式クラスが1.6パーセントポイント減り、流動性資産が1.3パーセントポイント増えていました。

私は株式クラスの保有比率を、目標は70%、実際の運用では63~72%の範囲内でコントロールするようにしています。
今はこの下限の63%ちょうどの状態です。
臨時リバランスを実行するかどうか、思案をしているところです。
今年は8月下旬と9月下旬の2回、既に臨時リバランスを行っていますので、今月も行えば年内3回目のリバランスになります。

今回は個人型401kの口座で、「野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI」と「野村新興国株式インデックスファンド (確定拠出年金向け)」の購入を検討しています。

今月初旬、個人型401kで、新興国株式インデックス投信を売却して、NISA口座でVWOへのリレー投資を行いました。
個人型401kでは、原則として60歳までは口座から出金ができないため、投信の売却資金は定期預金へスイッチングしました。
今回のリバランスでは、定期預金から前記の2ファンドへのスイッチング注文をしました。

なお、リバランスの頻度については、「年1回程度」という説が有力で、「頻繁なリバランスはコストや税金が割高になり、リターンに悪影響の場合がある」と言われています。
私もその通りだと思っています。

資産運用に関するな書籍など述べられているリバランスは、「債券ファンドを売却して、その資金で株式ファンドの購入」(あるいはその逆)などのような、「リスク資産同士の売買による比率調整」についてのものが多いと思います。
「値上がりした資産を売却して、値下がりした資産を購入」というケースでは、税金によるロスが生じます。
投信の売却時には、信託財産留保額を引かれる場合もあります。

しかし、私が行っているリバランスは、「流動性資産とリスク資産の比率調整」で、「臨時投資」と表現してもいいでしょう。
基本的にはコストと税金がゼロで済むように、取り引きを行っています。

このような条件で、リバランスの頻度が多いことがリターンに悪影響があるかどうか、私もよくわかっていません。
そのような考察は見たことがありません。

そのことよりも、「本来の目標比率の70%から、その1割分の7パーセントポイント以上もかい離している」ことのほうが、リターンへの影響は大きいのではないかと思っています。
だから、私はリバランスの頻度はあまり気にしないで、「許容範囲を超えたら、速やかにリバランスを行う」ようにしています。

「自動積立でほったらかしが楽チン」という考え方もあるでしょう。
私もその通りだと思います。

私は米国ETFを資産運用の主力にしています。
運用にある程度の手間をかけることを許容して、投資を行っています。
資産運用にどこまで手間をかけるかは、各自の裁量で判断すべきことです。

臨時リバランスの実施については、もう少し相場の動きを見て、今の水準よりも大きく株安、円高へ動いたときに行いたいと考えています。

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2015/12/18 09:00 | 投資日記COMMENT(2)TRACKBACK(0)  TOP

コメント

初めまして

初めて拝見しました。徹底的に調査し、確固たる信念をもって投資されていることに敬意を表します。私は、中田さんと同世代でリタイア後の資金を目的に投資を行っている会社員ですので親近感を持ちました。しかし私の投資は、フラフラと何となく投資している状況なので、大変参考になります。ところで外国債券クラスからは撤退ということですが、税制が変わり、メリットが少ないことこが理由でしょうか?

No:710 2015/12/20 11:42 | t.t. #- URL [ 編集 ]

Re: 初めまして

> t.t.様

はじめまして。ブログへの訪問とコメントありがとうございます。
私と同世代とのこと、老後のための長期の資産形成がうまくいくようにお祈りいたします。
外国債券は、来年からの税制改正で、ゼロクーポン債などの売却益への課税が大きく変わります。年内に売却するのが得策だと思い、撤退をすすめてきました。詳しくは今年3月のエントリを参照ください。
「ゼロクーポン債の売却を検討」http://nakatatarou.blog110.fc2.com/blog-entry-850.html

No:711 2015/12/22 18:23 | 中田たろう #- URL [ 編集 ]

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