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東証上場のTOPIX連動ETFの比較

こんにちは。中田たろうです。

先日、DIAMアセットマネジメント社が、TOPIX連動のETFを東証へ新規上場させました。
信託報酬は年率0.078%(税抜)で、国内最安と同等です。
詳細は下記でご確認ください。

 http://www.jpx.co.jp/equities/products/etfs/issues/files/1473-j.pdf

今、TOPIXをベンチマークとする東証上場のETFは、5銘柄あります。
野村(1306)、三菱UFJ国際(1348)、大和(1305)、日興(1308)、DIAM(1473)です。
三菱UFJ国際(1348)は2009年に上場した比較的新しい銘柄で、野村、大和、日興の3銘柄は10年以上の歴史を重ねている銘柄です。

国内ETFは、目論見書に明記されている「信託報酬」だけでなく、決算ごとに「その他費用」が計上されており、実質的な運用コストは決算内容を確認することで「事後」に明らかになります。
海外ETFの場合は「エクスペンスレシオ」としてすべての経費込みでの運用コストが事前に明示されているのに比べて、やや不親切です。

上記5銘柄のうち、上場したばかりで決算が出ていないDIAMを除く4銘柄の決算状況と実質的なコストを確認してみました。

 (表)TOPIXをベンチマークとする東証上場ETF(除く1473)
運用会社
コード
野村
1306
三菱UFJ
国際
1348
大和
1305
日興
1308
信託報酬0.1188%0.0842%0.1188%0.0950%
決算日7月10日1月16日
7月16日
7月10日7月8日
一期前の決算状況
決算期
年月
第13期
H26年7月
第10期
H26年7月
第13期
H26年7月
第13期
H26年7月
受託者報酬(単位:千円)696,410 25,140 364,644 239,700
委託者報酬1,322,919 44,893 745,636 478,160
その他費用324,370 38,833 221,628 233,995
支払利息45,832 15,024 25,521
費用合計2,389,533 108,867 1,346,933 977,378
実質コスト0.1406%0.1310%0.1441%0.1294%
期末の発行済口数
(単位:千口)
1,301,222 153,295 867,629 617,456
直近の決算状況
決算期
年月
第14期
H27年7月
第11期
H27年1月
第14期
H27年7月
第14期
H27年7月
受託者報酬(単位:千円)994,223 32,556 452,093 325,692
委託者報酬1,912,104 58,136 926,818 656,532
その他費用415,110 46,931 258,684 304,234
支払利息48,447 16,404 11,858
費用合計3,369,896 137,625 1,654,000 1,298,317
実質コスト0.1377%0.1278%0.1425%0.1256%
期末の発行済口数
(単位:千口)
1,654,792 149,300 783,769 777,317

いずれの銘柄も低コストで運用されています。
どれに投資しても、リターンに大きな差は生じないでしょう。
来年以降、DIAMの1473の決算が出たときに、その実質コストは確認したいと思いますが、ほかの銘柄との差は小さいのではないかと想像します。

仮に100万円を投資したときに、実質コストで年率0.01%ポイントの差があっても、年額100円程度の差しか生じません。
10年間でも1000円くらいの違いです。

カブドットコム証券では、三菱UFJ国際投信等のETFを「フリーETF」として、売買手数料を無料にするサービスを行っています。
また、国内ネット証券では、NISA口座での購入手数料を無料にするサービスがあります。
松井証券では、課税口座でも、1日の約定代金の合計金額が10万円までの取引手数料は無料です。
これらのサービスを使えば、ETFの取引手数料はほとんど気にしないで売買できます。

ETFは、分配金の再投資を「手動」で行わなければならないことがデメリットに挙げられます。
再投資をすることで、複利効果で運用効率を高めることが、資産運用では大事です。

しかし、ここ数年の株価上昇局面で、私はETFの分配金を再投資していません。
株価上昇で株式クラスの保有比率が目標値よりも高くなったときに、アセットアロケーションの調整のため、資産の売買によるリバランスを行うことがありますが、「分配金を再投資しない」のは実質的なリバランスになります。
私のように、ドルコストでの積み立てをしない投資家にとっては、インデックス投信よりもETFのほうが使い勝手がよいと言えるでしょうか。

また、分配金を受け取るときに課税されるため、運用効率が下がることもデメリットです。
分配金をほとんど出さないような運用をしているインデックス投信の場合、インカムゲインはファンド内部で再投資されるため、課税による運用のロスが生じませんが、将来の売却時には値上がり益として課税されます。

信託報酬の差を考慮すれば、総合的にはインデックス投信よりもETFの方が有利ではないかと考えて、私は国内株式クラスではETFを積極的に活用しています。
その中でも、流動性が高い野村の1306を7年前の資産運用開始直後から利用しています。

流動性が低いと、相場が急変したときに、適正な価格で取り引きができない可能性が生じやすいです。
また将来のリタイア時に、まとまった資金が必要になって資産を売却するときにも、流動性が低い銘柄は売却注文を出すときに注意が必要なこともあるだろうと想像します。

三菱UFJ国際のETFは、比較的新しいだけに、発行済口数が少ないです。
通常時に少額を積み立てるだけであれば、とくに心配しなくてもよいだろうと思いますが、どうでしょうか。
DIAMのETFは、数年は運用状況を見ないと判断が難しいですが、最後発の銘柄ですので出来高はあまり増えないのではないかと思います。

以下は本題から外れます。

ETFは、決算期間中に信託財産から生じた配当や利息などの収益から信託報酬などの費用を控除した全額を、投資家に分配することが定められています。
ETF内部での信託財産の売買益は分配の原資にはなりません。

非上場の投資信託の場合は、分配金についてETFのような厳しい制約はありませんので、分配金をゼロ円にすることもできるようですが、一般的な株式ETFでは分配金をゼロ円やそれに近い少額にすることはできません。

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2015/09/25 09:00 | ETF・インデックスファンドCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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