アセットクラスごとの目標配分比率を変更
こんにちは。中田たろうです。
昨日は「日経平均が18年半ぶりの高値」という景気のいいニュースでにぎわっていましたが、リタイアが10年以上先でストロングホールドの長期投資家にとっては、あまり興味のない話題ですね。
私がブログを始めてから、今月で満8年になりました。
株式インデックス商品への投資も、同じく8年になります。
その間には、100年に1度の危機と言われたリーマン・ショックがありました。
最悪期にはリスク資産のリターンがマイナス40%になりましたが、今はプラス70%くらいになり、保有資産は8年前の5倍近くに成長しました。
しかし、これから先、運用成績がどう変化していくか、事前に見通すことはできません。
私は資産運用において、「アセットアロケーションを目標の資産配分比率からかい離しないようにすること」を最も重視してきました。
過剰にリスクを取りすぎて、自分が許容できない大きな損失を生じさせないことが大事だと思っています。
これまでは株式クラス7割、債券クラス2割弱、という比率を目標にしていました。
しかし来年、外国債券、外貨MMFの税制改正があるため、資産の整理をすすめているところです。
2015/03/23 「ゼロクーポン債の売却を検討」
http://nakatatarou.blog110.fc2.com/blog-entry-850.html
2015/04/15 「外貨MMFの整理を検討」
http://nakatatarou.blog110.fc2.com/blog-entry-852.html
そこで、資産配分の目標比率を少し変更することにしました。
(表)アセットクラスごとの目標比率
アセット クラス | 今までの 目標比率 | 新しい 目標比率 | かい離の 許容幅 | 主な投資商品 |
---|---|---|---|---|
国内株式 | 14% | 14% | 63~73% | ETF(1306)、EFAの国内株式部分 |
海外株式 | 56% | 56% | VTI、EFA、VWO、VSS、個人型401k | |
国内債券 | 7% | 18% | 15~21% | 個人向け国債変動10年(※1) |
海外債券 | 10% | 0% | 0~2% | 米国ゼロクーポン債、外貨MMF⇒年内に売却(※2) |
REIT | 2% | 2% | 1~3% | eMAXIS先進国リート、eMAXIS国内リート |
純金積立 | 3% | 3% | 2~4% | 田中貴金属工業「G&Pプランナー」 |
投資合計 | 92% | 93% | 85~95% | |
流動性資産 | 8% | 7% | 5~15% | SBIハイブリッド預金、1年満期定期預金、MMF |
(※2 米国ETFの分配金を米ドルMMFで一時的に再投資する場合を除く)
海外債券クラスは、基本的にすべて売却します。
その分を、国内債券クラスへ割り当てます。
運用総額が増えたので、流動性資産の比率を1%だけ減らして、その分を国内債券に割り当てます。
私は海外債券クラスで、長期のゼロクーポン債をメインに運用していました。
ゼロクーポン債は節税効果が高いこと、20年以上の超長期運用によって取り引きのコストを相当に下げられること、2つのメリットでリターンを高めることができると思っていました。
しかし、来年以降、証券税制改正で節税効果が見込めなくなり、その分はリターンが削られます。
そこで、上記のような判断をしました。
今は長期金利が低いので、国内債券クラスでは個人向け国債変動10年を購入していますが、金利が上昇すれば、新窓販国債固定10年への投資も検討します。
株式クラスについては、目標比率を変更させません。
先進国株:日本株:新興国株=7:2:1の内訳で保有します。
来年から外国債券の税制が変わること、リスク資産での運用を始めてから8年になり私個人も年齢を重ねてきたこと、資産が順調に増えて運用開始当初の5倍近い金額になったこと、昨年GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が新しい基本ポートフォリオで国内債券の比率を下げたこと、その他の様々な変化を総合的に考慮して、今回の結論に至りました。
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2015/06/25 09:00 | 今月の投資戦略 | COMMENT(0) | TRACKBACK(0) TOP
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