日本版ISAの利用方法の検討(2) 中田たろうの投資日記 ブログパーツ アクセスランキング
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日本版ISAの利用方法の検討(2)

こんにちは、中田たろうです。

東京市場の株価が、先週から乱高下しています。
ストロングホールドの長期投資家がやることは、傍観することだけです。
あわてて何かを売買する必要は、まったくありません。
株価がもう少し割安になれば追加投資を検討しようかな、という程度でしょうか。

さて、今年3月のエントリーで、日本版ISA(NISA)の検討をしていますが、今回はその続編です。

ご存じの方が多いと思いますが、楽天証券とSBI証券から、外国株式(海外ETFを含む)をNISAの対象商品にすると発表がありました。
朗報です。
今回のエントリーで、検討を深めてみます。

前回のエントリーでは、

適当なバランスファンドの見当たらない現状では、リスク覚悟で「株式クラス100%」での運用を前提に検討します。
低コストファンドを扱い、ETFの売買手数料の安いネット証券での口座開設が妥当でしょう。

というのが、まだ検討の途中段階ですが、私がNISAを利用するときの方針です。
この時点では海外ETFがNISAの対象商品になるかどうか明らかではなかったので、具体的な検討はしていませんでした。

NISAではインカムゲインとキャピタルゲイン、両方が非課税になります。
国内ETFも海外ETFも、インカムゲインはほぼ確実に得られますが、キャピタルゲインは不確実です。
NISAでの運用は、インカムゲインの節税を重視したほうがメリットを生かしやすいような気がしますが、将来を見通すことはできないので、判断が難しいです。

ます「インカムゲインの節税重視」で検討してみましょう。

私のポートフォリオは、株式クラスは国内株式ではETF(1306)、外国株式では海外ETFの4銘柄(VTI、EFA、VWO、VSS)をメインにホールドしています。
これらの商品をNISAで運用することを想定すると、ETF(1306)を非課税口座にして、海外ETFは課税口座で外国税額控除を利用するのが、インカムゲインの税金を少なくして投資効率を高められるような気がします。

海外ETFの場合、確定申告で外国税額控除をすることで、分配金に対する国内税の一部が還付されます。
一部とはいえ、税金を取り戻すことができるのであれば、わざわざ非課税枠を海外ETFで使うことはないだろうと考えています。

ただし、一部の投資家の中には、外国税額控除の確定申告で国保の保険料が上がるケースもあると思いますので、そういう方は検討の余地があるでしょう。

「キャピタルゲインの節税重視」で検討すると、国内外の株式インデックスファンドを使ってバランス良く分散投資するのがよさそうに思います。
国内株式はETF(1306)、外国株式は海外ETFかインデックス投信が候補になるでしょう。

途中段階の暫定的な方針ですが、私がNISAを利用するとき、当初の5年間は、

1.非課税口座でETF(1306)を新規資金で購入する
2.分配金の権利確定日(7月初旬)までに投資額が年間100万円の上限に達しないときは、課税口座のETF(1306)を売却して非課税口座へリレー投資する
3.課税口座のETF(1306)が残高ゼロになったときは、新規資金を使って非課税口座で外国株式インデックス投信(国内上場の外国株式ETFを含む)を購入する
4.それでも非課税口座での年間投資額が100万円に達しないときは、海外ETFの分配金を使って非課税口座で海外ETFを購入する

としたいと考えています。
そうすると、NISAの口座はSBI証券で開設することになるでしょうか。
松井証券は海外ETFを扱っていませんが、国内株式で10万円以下の手数料が無料なので有力な対抗馬として考えています。

今後も新しい情報が入れば、引き続き検討していきます。



以下はエントリーの本題から少し外れます。
非課税口座で海外ETFを購入するときに、不明な点がいくつかあります。

1.非課税口座の運用期間が終了して課税口座へ引き継ぐときに、購入手数料を取得価格に上乗せできるかどうか

海外ETFは取引手数料が安くないので、ちょっと気になります。

2.為替レートはどのように計算するか
 1)円貨から外貨へ両替したときのレート
 2)海外ETFを購入したときのレート

為替レートについて、仮に前者ならば、たとえば海外ETFの分配金を再投資するときはどうなるでしょうか。
仮に後者ならば「海外ETFの注文が約定したが、為替が急変して円貨に換算すると100万円を超えてしまった」というケースも想像できます。

3.課税口座の外貨を非課税口座での投資に利用できるかどうか

課税口座での海外ETFの分配金を非課税口座で再投資することができるでしょうか。

証券会社のシステムはどんな対応になるのか、明らかにしてもらいたいです。
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2013/05/28 09:00 | NISACOMMENT(13)TRACKBACK(0)  TOP

コメント

2016年から、ゼロクーポン債の税制が、変わって非課税ができなくなりますが、どうお考えですか?

No:661 2013/06/04 03:49 | とおりがかりで #JalddpaA URL [ 編集 ]

コメントありがとうございます。
税制改正の詳細はまだ決まっていないので、わかった時点で判断します。
アセットアロケーションを変更して、改正前の売却も検討することになるでしょうか。

No:662 2013/06/04 21:55 | 中田たろう #- URL [ 編集 ]

転換社債はどうですか?

個別にすると、東証で買える種類が少ないので、投信
海外は信託報酬が高過ぎるので、国内
よって、投信のCBオープンになります
ユーロ円債にも投資しているので、種類も多いです

No:664 2013/07/22 16:48 | とおりすがり #- URL [ 編集 ]

> とおりすがり様

コメントありがとうございます。

CBオープンの組入銘柄は30弱で、TOPIXに比べると分散が不十分だと個人的には考えます。
年率0.735%の信託報酬がリターンを削ります。
リスク、リターン、コストのバランスで考えると、私の投資対象にはなりにくいです。

No:665 2013/07/22 20:19 | 中田たろう #- URL [ 編集 ]

単元未満株で高配当銘柄を100社以上買うは、どうですか
1株1万円以下の株は結構あります

配当利回りの差
TOPIXと野村高配当70との差は0.5%程度です
(TOPIX
ttp://www.morningstar.co.jp/RankingWeb/SectorPart.do?sectorCode=0000
野村高配当70
ttp://qr.nomura.co.jp/jp/nhdiv/)
野村高配当70は流動性スクリーニングをしているので、
小型株を含めれば、もう少し開くと思われます

コスト差
 1306の場合
売買手数料は楽天証券のNISAが1回105円
往復で210円の計0.21%
信託報酬0.1155%(最大0.25%)
 1348の場合
売買手数料はカブドットコム証券のフリーETFで無料
信託報酬0.0819%(最大同じ)
 高配当100の場合
売買手数料はSBI証券のS株で約定代金の0.525%
往復で計1.05%
信託報酬はなし
 まとめると
1306は0.81%有利で年率0.1155%ずつ縮まる
1348は1.05%有利で年率0.0819%ずつ縮まる

分散の程度
 個別銘柄リスクが少ないことを意味する場合
TOPIX対最適化100銘柄インデックス・ファンド
ttps://www.rakuten-sec.co.jp/web/market/opinion/yamazaki/yamazaki_20080404.html
(山崎元「ホンネの投資教室」 > 第75回 インデックス・ファンドと銘柄数の表8
表9の200銘柄は表1と同じになっているので、参考できないことは注意)
 TOPIXとの乖離を指す場合は
日経225でもかなり乖離する時もあるので、だめですか?
ttps://www.rakuten-sec.co.jp/web/market/opinion/yamazaki/yamazaki_20110218.html
(山崎元「ホンネの投資教室」 > 第144回 株式ポートフォリオの銘柄数について)

その他
 メリット
東証一部以外を組み入れることができる
一部だけを途中売却できる
 デメリット
ファンド内の自動入れ替えがされない
浮動株調整等がない

ここまで、書いて気づきました
配当利回り差とコスト差を差し引いて0.数%
額にすると、数千円しか変わらないですね
そんなことを言い出すと、1306とVTIも0.3%しか違わないのか
(配当利回りを3%、配当課税を10%とする)

インカムゲインだけで考えると、
NISAは毎年申請する手間のわりに、
あんまり節税になりませんね

No:666 2013/07/23 16:45 | とおりすがり #- URL [ 編集 ]

> とおりすがり様

詳細な検討のコメントありがとうございます。
インカムゲインについてだけでなく、キャピタルゲインの検討も必要だと思います。
仮に100銘柄の単元未満株を購入したとして、非課税期間内にそれらをいつ売却するか、あるいは非課税期間の終了後も課税口座へ移管するか、100銘柄それぞれにそういう決断をすることになります。
ETFのほうが相対的には投資判断が簡単だと思います。

No:667 2013/07/24 22:23 | 中田たろう #- URL [ 編集 ]

>中田たろう様
いえ、長々と書いてしまい、申し訳ありませんでした
もっと簡潔に書けるようになりたいです

元々の考え方として、日本株に投資する場合、
大量個別株とETFで配当課税される点は同じ
投資金額が大きく、十分分散可能なら
信託報酬と、銘柄が選べる分だけ利点が多いとの考えでした

銘柄が選べるというのは、
自分に上がる株を選べる能力があるという意味ではなく
TOPIXが下がっている時でも、確率的に上がっていた株が半分程度だからです
(ふっしーのトキドキ投資旬報 | 現代ビジネス [講談社] より
ttp://gendai.ismedia.jp/articles/-/34678
ttp://gendai.ismedia.jp/articles/-/29902
ttp://gendai.ismedia.jp/articles/-/31477)


キャピタルゲインの検討も必要は、私も同意します

私は日本株について、配当課税繰越可能な投信派です
よって、仮に高配当100で投資する場合
基本的に非課税期間終了時に一括売却する
キャピタルゲイン>>5年間のインカムゲインになっている銘柄は、
ある程度の頻度で確認して、途中売却で考えていました

中田たろう様の場合は
高配当100という1銘柄として、いつ売却するかを、考えると
投資判断がETFと同じで、いいと思います
目的は1306をトータルリターンで上回ることです
最適化を考えて、100銘柄それぞれについて、判断することは
必ずしも必要ではないと考えます
始めからそのように書かずに、一部途中売却と誤解されるようなことを
書いていたことについては、申し訳ありません

また、長くなってしまい、申し訳ありません

No:668 2013/07/25 15:33 | とおりすがり #- URL [ 編集 ]

> とおりすがり様

ていねいな返信のコメントありがとうございます。

ETFならば、たとえば株価上昇時に半分を売却して利益を確定させ、残り半分をホールドして相場の様子を見る、というやり方もできると思います。
個別に100銘柄を持つと、半分だけ売却するときは面倒な判断が必要になるでしょう。

それから、私の性格から想像すると、「100銘柄を一括で売却」と事前に決めていたとしても、実際は個別の値動きが気になって、「どの銘柄をいつ売るか」と考えてしまうでしょう。
そういう「リスク」がETFにはありません。

No:669 2013/07/25 23:32 | 中田たろう #- URL [ 編集 ]

これらを書くと、人の考えに余計な口出しをしていることになるかもしれません
そう思われ、不快に感じられましたら、申し訳ありません

しかし、あえて、利用されないのも、有力な選択肢ですね
「短期や中期での投機的な売買には、まったく興味がありません。」と書かれています
しかし、キャピタルゲインによる節税を重視すると、
「相場の様子を見る」という投機的な売買につながる行動を
取ってしまわれることになるようですから

また、NISAを利用するデメリットもあります
含み益がある場合、課税口座のETF、投信をNISAに移管するために、
いったん売却すると、その時点での利益に課税され、元本額が減少してしまいます
これにより、最終的な利益が減少してします可能性もあります
梅ラン読者なので、わかっておられると思います
(梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)
【お詫び】「今年中にクロス取引やっておくべき」は誤りでした。正しくは「今年中にクロス取引してはダメ」
ttp://randomwalker.blog19.fc2.com/blog-entry-2267.htmlより )
NISAを利用する場合とは、計算式が違います
しかし、NISA期間中で利益が出なかった場合を考えると、
同じ計算式になり、損をする場合も出てくるということです


これ以上は性格等の個人的なものも考慮を入れねばならず、
一般論として、考えられない内容になりますので、このコメントを最後にします
自分の考えの整理ができました
付き合ってくださって、ありがとうございました


No:670 2013/07/26 13:08 | とおりすがり #- URL [ 編集 ]

> とおりすがり様

コメントありがとうございます。
ほかの読者も含めて誤解がないように、念のために書きますが、NISA口座で「利益確定」するときは、課税口座へのリレーを行うつもりです。
たとえば、100万円で購入したNISA口座のETFが150万円に値上がりしてその半分を売却したときは、課税口座で同じ銘柄のETFを75万円分買い付けます。
原則として「短期や中期での投機的な売買には、まったく興味がありません」が、NISAで節税できるチャンスはできるだけ利用したいと思っています。

No:672 2013/07/27 15:01 | 中田たろう #- URL [ 編集 ]

自己レスです

冷静に考えれば、NISA口座から非課税口座へ「移管」をすれば「利益確定」になりますね。
売買の必要はありません。
移管した場合は、移管日の株価や基準価額が非課税口座での「取得価格」になります。
将来、リタイア後に売却することを想定すると、株価が高いときに移管すれば売却時の税金が安くなります。
移管するタイミングが、リターンに影響します。

たとえば「半分を非課税口座へ移管、残り半分をNISA口座でホールド」というような取り引きが可能かどうか、金融機関へ確認したいと思います。

No:674 2013/07/28 11:00 | 中田たろう #- URL [ 編集 ]

ご質問

自己レスですにある NISA口座から「移管」できる非課税口座に思い当たるものがありません。課税口座と読み替えても文意は通るようですが、少し補足していただけますか。
よろしくお願いします。

No:681 2013/10/01 12:51 | ジョンブル魂 #- URL [ 編集 ]

> ジョンブル魂 様

ご指摘のコメントありがとうございます。
「非課税口座」は誤りで、正しくは「課税口座」ですね。

No:683 2013/10/01 22:38 | 中田たろう #- URL [ 編集 ]

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