eMAXISシリーズ第2期決算 中田たろうの投資日記 ブログパーツ アクセスランキング

eMAXISシリーズ第2期決算

こんにちは。中田たろうです。

今日から来週の月曜日までの4日間、西のほうへ出張へ出かけます。
週末は雪が降るようで、寒さに震えることになりそうです。
帰宅するまでコメントへの返信などはできませんが、ご容赦ください。

さて、1/26は三菱UFJ投信のeMAXISシリーズの第2期決算日(「新興国債券」と「全世界株式」は第1期)でした。
シリーズの10ファンドすべてで、分配金は0円でした。

3月初旬には、運用報告書が同社のウエブサイトで公開されると思うのですが、私の注目は「eMAXIS新興国株式インデックスのその他費用は第2期ではどうなのか」です。

第1期決算における「1万口あたりの費用」については、下記のエントリを参照ください。

 2010/3/5「eMAXISシリーズの10年1月運用報告書」
 http://nakatatarou.blog110.fc2.com/blog-entry-608.html

運用報告書に記載されている「1万口あたりの費用」のうち「その他費用」については、投資信託協会によって定められた「簡便法」による計算方法で算出されます。
具体的には、「計算期間中の各月末における受益権口数の単純平均」で費用の総額を除したものになります。

第1期決算においては、2009年10月、11月、12月の各月末の平均値が用いられているのですが、計算期間中に受益権口数が急増したため、「簡便法」では実際の費用よりも割高な数値になったというのが、昨年3月のブロガーミーティングでの三菱UFJ投信の説明でした。

しかし、その説明には不透明な部分があることを、下記のエントリで指摘しました。

 2010/4/8「eMAXIS新興国株式の第1期決算の保有コスト総額を推計」
 http://nakatatarou.blog110.fc2.com/blog-entry-624.html

今期の運用報告書こそ、「真実が明らかになるときだ」と思っているのですが、eMAXIS新興国株式には順調に新規資金が集まっているので、前期と同様に「簡便法」が影響する可能性もあります。
eMAXISシリーズのウエブサイトでは、設定来の基準価額と純資産額のデータをダウンロードできるので、これを元に第2期計算期間中における各月末の受益権口数とその単純平均を算出しました。

 (表)eMAXIS新興国株式インデックスの月末データ
 基準日  基準価額 
(円)
 純資産額 
(億円)
 受益権口数 
(万口)
2010/1/299,48014.23150,105
2010/2/269,32419.54209,567
2010/3/3110,58227.74262,143
2010/4/3010,75733.36310,124
2010/5/319,44037.75399,894
2010/6/309,19942.78465,051
2010/7/309,78049.88510,020
2010/8/319,31750.06537,297
2010/9/3010,19356.61555,381
2010/10/2910,16859.03580,547
2010/11/3010,40863.91614,047
2010/12/3010,63368.35642,810
  単純平均436,416

昨年1月末から12月末までの11か月間で、受益権口数が4倍以上も増えているので、「簡便法」の影響は小さくないだろうと思います。
昨年4月のエントリで計算しているように、「費用の総額」を算出して「簡便法」の影響を排除する必要があるでしょう。
運用報告書に記載されている「1万口あたり費用」に「単純平均」の436,416万口を掛け合わせれば、「その他費用の総額の概算値」を算出できます。
この「総額の概算値」は、「簡便法」の影響を受けません。
運用報告書が公開されるのが待ち遠しいです。

関連記事

2011/01/28 09:00 | ETF・インデックスファンドCOMMENT(6)TRACKBACK(0)  TOP

コメント

私も待ち遠しかった報告書ですがいよいよ公開されましたね。1%強と計算通りといったところでしょうか。

No:595 2011/03/02 23:25 | 吊られた男 #zdvXpt9s URL編集 ]

吊られた男さんへ

いや、たしか中田氏の試算では3%になるとか吹いてましたよ。
人騒がせなことです。
なんてコメントされるのか待ち遠しいです。

No:596 2011/03/02 23:44 | 読者 #JalddpaA URL [ 編集 ]

> 吊られた男様

コメントありがとうございます。
本文で紹介したエントリでは、第1期運用報告書から「実質的な保有コストが年率3%弱」と試算しましたが、第2期は年率1%強でまずまずの数字ですね。
しかし、STAMに比べると「その他費用」がやや割高なので、さらなるコスト削減を期待したいです。

No:598 2011/03/03 21:32 | 中田たろう #- URL [ 編集 ]

読者 #JalddpaAさんへ

試算はあくまでも試算。騒ぐほどのことではないと思います。
中田たろうさんの探究心や分析力は大したものだと思います。

No:599 2011/03/04 20:20 | 読者2 #- URL [ 編集 ]

>STAMに比べると「その他費用」がやや割高なので、さらなるコスト削減を期待したいです。

(個人的予想ですが)下がると思います。

eMAXISは今期間中に資産が大幅に増加しました。昔のSTAMも同じでしたが、このような状況では自然とコストが膨らみます。STAMも新規流入額の影響が小さくなってきた今期はこのコストが小さくなりました。
資産規模がほぼ並んだ今ではこの点のコストの影響は小さくなる気がしています。(圧倒的に資金が流入すれば話は別)

No:601 2011/03/05 00:51 | 吊られた男 #zdvXpt9s URL編集 ]

> 読者2様

コメントありがとうございます。
商品の「中身」を理解しないで自分のお金を投資するのは怖いので、リスク、コスト、リターンの仕組みを納得できるまで徹底的に調べるのが私のポリシーです。


> 吊られた男様

保有コストが年率1%を超えるのは、私は高すぎだと思っています。
コストは確実にリターンを削ります。

マザーファンドの規模と、資金の流出入によるファンド内部での取引の増加は、ファンドのコストへ影響します。
次期以降も費用の明細に注目したいです。

No:602 2011/03/06 06:44 | 中田たろう #- URL [ 編集 ]

記事の内容と無関係なもの、広告や宣伝と思われるもの、他者への敬意に欠ける内容など、管理人が不適切と判断したコメントは、削除させていただく場合があります。ご容赦ください。



記事の内容と無関係なもの、広告や宣伝と思われるトラックバックは、削除させていただく場合があります。ご容赦ください。


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

 | BLOG TOP |