10年9月の投資戦略 中田たろうの投資日記 ブログパーツ アクセスランキング
FC2ブログ

10年9月の投資戦略

こんにちは。中田たろうです。

古いニュースで恐縮ですが、eMAXISシリーズで新興国債券ファンドが新規設定されるようです。
しかし、私は新興国債券クラスのファンドには、まったく興味がありません。
リスクとコストが高いので、長期投資で保有する意味が見出せないと思っています。

新ファンドは信託報酬が年率0.63%ですが、「その他費用」を含めた実質的な保有コストは、年率1%を超える可能性が高いと予想します。
債券投資で保有コストが年率1%を超えるのは、投資家にとって非常に不利でしょう。

それから、明日からの数日間、またまた出張の予定が入っているので、今週はブログの更新をお休みします。

さて、9月の投資は以下のように計画しています。

1.CMAM外国株式インデックスe(SBI証券)
 30,000円×5回=第1・第2・第3木曜日・第4水曜日・第5木曜日に購入
2.野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI(琉球銀行・個人型401k)
 23,000円=9/13に拠出
3.STAM新興国株式インデックス・オープン
 10,000円=第3金曜日に購入
4.CMAM日本株式インデックスe(SBI証券)
 25,000円×2回=第1・第4月曜日に購入
5.eMAXIS先進国リートインデックス
 5,000円=第2月曜日に購入
6.純金積立(田中貴金属「G&Pプランナー」)
 3,000円=毎営業日ごとに自動積立

9月は6種類の商品に約24万円を投資します。
毎月の投資戦略は、下記の考えに基づいて決定しています。

まず、金融資産のアセットクラス別の目標比率を、私は以下のように決めています。

 ・外国株式 56%
 ・国内株式 14%
 ・外国債券 10%
 ・国内債券 5%
 ・純金積立 3%
 ・REIT 2%
 ・流動性資産(含む生活防衛資金) 10%

投資にはリスクがあり、将来の運用成績を事前に見通すことはできません。
収益の理論的な期待値はプラスでも、予期せぬ株価急落で大きな損失をすることもあります。
自分のリスク許容度に応じて資産配分を決めることが、資産運用では最も大事だと思っています。

株式クラスで7割、海外資産でも7割弱の比率なので、私のアセットアロケーションはリスクがかなり高いと思います。
しかし、「このアセットアロケーションを維持している限りは、損益がたとえマイナス50%になっても許容する」と最悪の場合も覚悟して、投資を行っています。

基本的な投資スタイルとして、「目標比率を下回っているアセットクラスへ毎月の給与収入から資金を投入して、買った資産はストロングホールド」しています。
主観的な相場の見通しや特定のシナリオに基づいた投資判断を避けて、自分の資産状況によって毎月の投資戦略を決定しています。
短期や中期での投機的な売買には、まったく興味がありません。

たとえば株式が値下がりして保有比率が下がったときは、積み立ての資金を株式クラスへ厚めに割り当てます。
「相対的に安くなったアセットクラスへ追加投資」することになるので、極端な高値掴みは避けることができます。
逆に株式が値上がりしたときは、それ以外のアセットクラスへ厚めに配分します。
リスク資産の比率が増えて流動性資産の比率が下がったときは、待機資金を積み増して比率を調整します。
株価が下落したときは相対的に流動性資産の比率が増えるので、待機資金をリスク資産へ投入して、比率が一定になるようにします。

このように、リスク資産の状況に応じて流動性資産の残高を増減させることで、資産全体のリスクを管理します。
そして「毎月ごとに積み立てでリバランス」することで、「年1回の売買によるリバランス」を極力回避して売買コストの削減をねらっています。

7・8月は株式クラスへの配分を多めにして積み立ててきましたが、株式クラスの比率はまだまだ目標比率を下回っています。
よって、9月も「ほぼ全力で株式クラスへ積み立て投資」します。

株式クラスの投資スタイルは、「インデックス投信を積み立てて、海外ETFへのリレー投資」です。
目標の資産配分と、現在の投資商品は、下記の通りです。

 目標
比率
ホールド用のETFリレー用の
積み立て投信
個人型
401k
大型株小型株
米国株式4割VTICMAM外国株式
インデックスe

バンガード・
スモールキャップ・
インデックス・ファンド
琉球
銀行
先進国株式
(除く日米)
3割EFAVSSCMAM外国株式
インデックスe
国内株式2割EFAと1306ETF(1306)か
CMAM日本株式
インデックスe
新興国株式1割VWOSTAM新興国株式

上記のETFへ投資すれば、「カナダの大型株」を除く先進国+新興国の株式市場へ分散投資することが可能です。
ちなみに、ETFのエクスペンスレシオ(年率)は下記の通りです。

 VTI 0.07%
 EFA 0.35%
 VWO 0.27%
 VSS 0.40%
 1306 約0.15%(年率0.1155%の信託報酬に「その他費用」を加えた、中田たろうの試算による実績値)

目標比率でのエクスペンスレシオの加重平均は、年率0.21%前後になります。
私の場合、最低でも20年は資産を売却するつもりはありませんので、購入手数料や為替手数料が割高であっても、保有コストの低い海外ETFのほうが、インデックス投信よりも有利だと考えています。

海外ETFの一部を違う組み合わせにして、「VT+VB+VSS+1306」の場合でも、ほぼ同じポートフォリオになります。
この場合はETFの銘柄数が1つ減りますが、保有コストは少しだけ高くなるので、今の組み合わせがベターだと考えています。

なお、地域別の目標比率は、MSCI ACWI(All Country World Index)の比率=米国株42.4%、日米以外先進国株36.2%、日本株9.1%、新興国株12.3%(2009年9月末現在)=を意識しつつ、日本株をやや高めにしています。

基本的な方針として、毎週月曜日と木曜日の週2回、手動でファンドの買付を行います(祝日や海外休場日で前後する場合もあります)。
1か月の中で投資時期を分散することで、「どれかは高値でも、どれかは安値で買える」ことを狙っています。
全体として、月間の平均に近い値段で買えればいい、という戦略です。
私は勝手に「損もしないし得もしない積立投資法」と名付けています。

先進国株式は、一般販売のインデックス投信では国内で最も信託報酬が低いCMAM外国株式インデックスeを積み立てます。

個人型401kでは、全額を外国株式のパッシブファンドへ投資しています。
401kは運用益が非課税なので、期待リターンの高い株式クラスで運用します。
海外ETF並みの低コストな外国株式インデックスファンドが、琉球銀行の個人型401kでは提供されています。

新興国株式インデックスファンドは、STAMを積み立てています。
eMAXIS新興国株式は信託報酬が低いものの、「その他費用」がやや不透明なので、来年の決算で運用報告書を確認するまでは様子を見たいと思っています。

国内株式は、CMAM日本株式eを積み立てつつ、ETF(1306)へのリレー投資を行うのが基本スタイルです。
9月の買い付けでCMAM日本株式eの残高は10万円を超えるので、そのときはすみやかにリレーを行いたいと考えています。

外国債券は、米ドルとユーロの長期ゼロクーポン債を保有しています。
外貨MMFの積み立てからのリレー投資が基本的な投資スタイルですが、米欧ともに長期金利が下落しているので、当面はリレーができそうにありません。
国内債券では、利付国債10年(「個人向け」ではない「新窓販方式」の固定利付債)の購入を検討中ですが、日本の長期金利が低くなっているので、購入はしばらく先になるでしょう。

REITでは、9月もeMAXIS先進国リートを購入します。
国内:海外=1:2の比率で、かつ両者を合わせて資産全体で2%の比率になるように、どちらかのREITファンド1つを選択して、手動で積み立てを行っています。

純金積立は株式や債券との分散効果をねらって投資しています。
ゼロクーポン債と同じように売却時の節税効果が高く、かつ消費税の税率アップ時には売却額もアップするので「増税リスクのヘッジ」も期待できます。
(ちなみに金ETFの基準価額や市場価格は、消費税率とは無関係です)

流動性資産は、生活防衛資金の2/3を1年満期の定期預金、1/3をMMFにしてあり、投資資金は住信SBIネット銀行のSBIハイブリッド預金で管理しています。
なお、生活防衛資金は生活費の半年分を確保しています。
万が一、失業や急病、不慮の事故などによって半年分でも足りない事態になったときは、ためらうことなくリスク資産を必要な金額分だけ売却します(たとえ損益がマイナスであってもです)。

一度買ったものは、なにが起こってもひたすらストロングホールド。
そして相場の動向は無視して、購入日を固定した積み立て。
この戦略を愚直に継続していきます。

関連記事

2010/08/31 09:00 | 今月の投資戦略COMMENT(2)TRACKBACK(0)  TOP

コメント

いつも参考にさせて頂いています。

>たとえば株式が値下がりして保有比率が下がったときは、
>積み立ての資金を株式クラスへ厚めに割り当てます。

とありますが、アセットアロケーションにおける利点と思われる、
高値で売却ができないですが、売買コストと比べると有利と考えるのでしょうか?

No:459 2010/09/01 08:34 | toichi #jEoNSDQ. URL [ 編集 ]

> toichi様

コメントありがとうございます。

> 高値で売却ができないですが、売買コストと比べると有利と考えるのでしょうか?

たとえば株価上昇で株式クラスのファンドを売却した場合を考えてみます。

私の投資スタイルの場合、ファンドを売却した数か月後には、その株式ファンドを購入することになる可能性が高いです。
そのときの株価が、ファンドを売却したときよりも高くなっているか、それとも低くなっているか、売却した時点ではもちろん分かりません。

もしも株価がさらに上昇していれば、「売らない方が良かった」ということになります。
つまり売却をした時点では、「得」をするか「損」をするかが分からないということです。

リターンは不確実なのに、売却益に対する課税を含めた売買コストは確実に引かれるので、私の投資スタイルの場合、株価上昇でファンドを売却するのはあまり合理的な投資行動ではないと考えています。

なお、1年に1回程度、リバランスでファンドを売買するのは合理的な投資行動だと思います。
私は「目標比率から7%ポイント以上かい離したときは、毎年4月にファンドの売買によるリバランスを行う」という運用ルールを決めています。

No:460 2010/09/04 15:32 | 中田たろう #- URL [ 編集 ]

記事の内容と無関係なもの、広告や宣伝と思われるもの、他者への敬意に欠ける内容など、管理人が不適切と判断したコメントは、削除させていただく場合があります。ご容赦ください。



記事の内容と無関係なもの、広告や宣伝と思われるトラックバックは、削除させていただく場合があります。ご容赦ください。


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

 | BLOG TOP |