09年12月の投資戦略
こんにちは。中田たろうです。
自分が忘れないためのメモですが、明日12/1は琉球銀行401kのコールセンターへ電話をして、掛金変更の手続き書類を請求します。
来年1月からサラリーマンの個人型401kの掛金の上限が、月額18,000円から23,000円へアップしますが、琉球銀行ではその手続きが12/1から受付開始になります。
さて、私の12月の投資は以下のように計画しています。
1.eMAXIS先進国株式インデックス(SBI証券)
18,000円×4回=第1・第2・第4木曜日、第5火曜日に購入
2.野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI(琉球銀行・個人型401k)
18,000円=12/14に拠出
3.eMAXIS TOPIXインデックス(SBI証券)
25,000円×3回=第1・第2・第4月曜日に購入
4.バンガード・スモールキャップ・インデックス・ファンド(マネックス証券)
予算は10,000円+先月からの繰越2,782円=第3月曜日に購入
5.純金積立(田中貴金属)
3,000円=毎営業日ごとに自動積立
12月は5種類の商品に、合計で約18万円を投資します。
毎月の投資戦略は、下記の考えに基づいて決定しています。
株式クラスの投資スタイルは、「インデックスファンドを積み立てて、海外ETFへのリレー投資」です。
目標の資産配分と、現在の投資商品は、下記の通りです。
目標 比率 | ホールド用のETF | リレー用の 積み立てファンド | 個人型 401k | ||
大型株 | 小型株 | ||||
米国株式 | 4割 | VTI | eMAXIS先進国株式 と バンガード・ スモールキャップ・ インデックス・ファンド | 琉球 銀行 | |
先進国株式 (除く日米) | 3割 | EFA | VSS (来年夏ころに購入予定) | eMAXIS先進国株式 | |
国内株式 | 2割 | EFAと1306 | ETF(1306)か eMAXIS TOPIX | - | |
新興国株式 | 1割 | VWO | eMAXIS新興国株式 ※注 | - |
※注 STAM新興国株式も保有中。次回のリレー時に優先して売却予定
上記のETFへ投資すれば、「カナダの大型株」を除く先進国+新興国の株式市場へ分散投資することが可能です。
ちなみに、ETFのエクスペンスレシオ(年率)は下記の通りです。
VTI 0.09%
EFA 0.34%
VWO 0.27%
VSS 0.38%
1306 0.1155%
目標比率でのエクスペンスレシオの加重平均は約0.23%(年率)になります。
私の場合、最低でも20年は資産を売却することはありませんので、購入手数料や為替手数料が割高であっても、保有コストの低い海外ETFのほうが、インデックスファンドよりも有利だと考えています。
なお、地域別の目標比率は、MSCI ACWI(All Country World Index)の比率=米国株44%、日米以外先進国株36%、日本株10%、新興国株10%=を意識しつつ、日本株をやや高めにしています。
今の私のポートフォリオは、新興国株式が上記の比率よりもやや高め、国内株式が低めになっています。
その調整のために、先月から新興国株式への積み立ては休止して、国内株式への投資額を増額しています。
基本的な方針として、eMAXIS先進国株式は毎週木曜日、それ以外のファンドは毎週月曜日に購入します(祝日や海外休場日で前後する場合もあります)。
1か月の中で投資時期を分散することで、「どれかは高値でも、どれかは安値で買える」ことを狙っています。
全体として、月間の平均に近い値段で買えればいい、という戦略です。
私は勝手に「損もしないし得もしない積立投資法」と名付けています。
海外ETFへのリレーは、次回はVSSを購入予定で、来年7月前後になるだろうと思っています。
eMAXIS先進国株式が66%、1306+eMAXIS TOPIXが13%、STAM新興国株式+eMAXIS新興国株式が21%の比率になるように、合計1万ドル分を売却するつもりです。
また、eMAXIS TOPIXが10万円まで積み上がったら、ETF(1306)へリレー投資します。
松井証券は約定代金10万円以下の取引手数料が21円なので、売買コストは0.02%強と格安です。
個人型401kでは、全額を外国株式のパッシブファンドへ投資しています。
401kは運用益が非課税なので、期待リターンの高い株式クラスで運用します。
海外ETF並みの低コストな外国株式インデックスファンドが、琉球銀行の個人型401kでは提供されています。
株式クラス以外では、債券クラスは保有比率を下げるために積み立てを休止しています。
年明け以降、円建ての利付国債(10年)を購入したいと考えています。
REITは、資産の2%を割り当てています。
国内:海外=1:2の比率になるように、奇数月にどちらかのREITファンド1つを選択して、手動で積み立てます。
当面はSTAMシリーズを積み立てますが、eMAXISシリーズへ乗り換えるかどうか、来年1月に迎える同ファンドの決算後に判断するつもりです。
純金積立は株式や債券との分散効果をねらい、資産の3%程度は保有したいと考えています。
10月までは毎月1万円を投資していましたが、金価格が高騰して資産の中での比率が増えたので、11月から3千円に減額しました。
流動性資産は、生活防衛資金の2/3を1年満期の定期預金、1/3をMMFにしてあり、投資資金は住信SBIネット銀行のSBIハイブリッド預金で管理しています。
12月はボーナスがありますが、歯の治療費と奨学金の返還で使い道が決まっているため、臨時投資などは行いません。
毎月の投資戦略は、相場の見通しや特定のシナリオに基づいた投資判断は行わず、自分の資産状況によって決定しています。
「目標比率に比べて不足しているアセットクラスへ資金を投入する」ことにしているので、自然と「相対的に安くなったアセットクラスへ追加投資」することになり、極端な高値掴みは避けることができます。
リスク資産が値上がりして増えたときは、流動性資産のまま投資資金を据え置いて、資産全体のリスクの増加を回避しています。
「毎月ごとに積み立てでリバランス」することにもなり、「年1回の売買によるリバランス」を極力回避することで、売買コストを削減できます。
一度買ったものは、なにが起こってもひたすらストロングホールド。
そして相場の動向は無視して、購入日を固定した積み立て。
この戦略を継続していきます。
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2009/11/30 09:00 | 今月の投資戦略 | COMMENT(2) | TRACKBACK(0) TOP
コメント
いつも楽しく拝見しています。
ところでETFのエクスペンスレシオですが、
どちらで調べられているのでしょうか。
STAMファンドなどは、運用報告書が送付されるので、信託報酬、実質手数料などが分かると思うのですが、
ETFでは運用報告書が送付されないため、
実質手数料がわかりません。
No:188 2009/12/05 02:50 | waka #- URL [ 編集 ]
> waka 様
コメントありがとうございます。
ETFのエクスペンスレシオは、私は運用会社のウエブサイトで確認しています。
【米国ETF】
バンガード http://www.vanguardjapan.co.jp/vanguardjapan/products/vanguardetf/vanguardetf_home.cfm
iシェアーズ http://jp.ishares.com/product_info/list/returns.htm?domicileCd=US
上記のウエブサイトでは、ファクトシートがPDF形式で閲覧できて、エクスペンスレシオ以外の情報も入手できます。
分配金の履歴などより詳細な情報は、米国のサイトで得ることもできます。
私は高校生程度の英語力ですが、十分に内容を理解できています。
【国内上場のETF】
運用会社のウエブサイトに目論見書があり、その中に決算に関する情報が記載されています。
東証や大証のウエブサイトにも情報があります。
新しい発見や資産運用の参考になる情報が見つかるかもしれませんので、ご自身で調べてみることをおすすめします。
No:189 2009/12/05 19:29 | 中田たろう #- URL [ 編集 ]
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