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インプラントと医療費控除

こんにちは。中田たろうです。

鳩山内閣の発足から1か月になりました。
自公内閣では「政局」にスポットが当たることが多く、「政策」が注目されることは少なかったように思います。
細かな論評はここではしませんが、さまざまな「政策」がニュースになることは、望ましいことではないかと思っています。

さて、今回は投資とは直接関係ない話題です。
興味のある方だけお読みください。

以前、虫歯を抜歯したこと、ブリッジにするかインプラントにするか検討中であることを記事で書きました。
その後、虫歯を治療した医師、インプラント専門医、2人の歯医者に相談をして、どちらがベターか質問をしたのですが、私の場合はどうやらインプラントのほうがよさそうだ、という結論に至りました。

インプラントは健康保険が適用されず、自費診療になります。
1本あたり30~50万円くらいの費用がかかるようです。
この診療費は「医療費控除」の対象になるので、控除の仕組みを調べてみました。

まず、国税庁のウエブサイトを確認しました。

 国税庁「医療費を支払ったとき(医療費控除)」
 http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1120.htm

・対象となる医療費の要件
 (1)納税者が、自己又は自己と生計を一にする配偶者やその他の親族のために支払った医療費であること。
 (2)その年の1月1日から12月31日までの間に支払った医療費であること。

・医療費控除の対象となる金額
 医療費控除の対象となる金額は、次の式で計算した金額(最高で200万円)です。
   実際に支払った医療費の合計額-(1)の金額)-(2)の金額

 (1)保険金などで補てんされる金額
 (例)生命保険契約などで支給される入院費給付金や健康保険などで支給される高額療養費・家族療養費・出産育児一時金など
 (注)保険金などで補てんされる金額は、その給付の目的となった医療費の金額を限度として差し引きますので、引ききれない金額が生じた場合であっても他の医療費からは差し引きません。

 (2)10万円
 (注)その年の総所得金額等が200万円未満の人は、総所得金額等5%の金額


「家族全体の医療費を合算できる」「支払いが年をまたぐ場合は不利になる」というあたりがポイントになるようです。

私には同居している家族はいませんが、「世帯の中で最も所得の高い人」が医療費控除は申告するのが、「節税」という面では合理的だと思われます。
また、治療が年をまたぐときは、大きな支払いをどちらかの年にできるだけまとめたほうが得策でしょう。

自費診療の場合、支払い方法やそのタイミングは、医師と相談して決めることができるようです。
可能な限りクレジットカード払いを選択して(カード払いできるのは自費診療分のみ)、ポイントを有効活用することも検討すべきです。

上記のことをふまえて、インプラント治療をしてもらう歯医者へ行きました。
節税のために「支払いは年内にできるだけ済ませたい」ということを伝え、了承していただけました。

私の場合、所得税と住民税の税率が20%になるので、医療費が年間50万円とすれば、医療費控除を申告することで8万円を「節税」できます。
実質的な支払額は、42万円という計算になります。
クレジット払いで、ポイント分を得することもできます。
支払いが高額なので、大きなポイントを獲得するチャンスになります。

こういう予期せぬ出費のために、生活費の半年分を「生活防衛資金」として確保してあるので、年内に支払いを済ませることは大丈夫です。
しかし、今まで歯のメンテナンスを怠ってきた「代償」ではありますが、冬のボーナスの大半が消えてしまう計算になります。
学生時代に利用していた奨学金の返済もあるので、ボーナスの使い道はほぼ決まってしまいました。

今年9月から毎月の投資資金を減らしてキャッシュを増やしたのですが、結果的にそれが「好判断」だったことが幸いです。
今後の投資計画は、全体的に少し見直す必要がありそうです。
実は11月か12月には、「臨時投資」で利付国債を5万円or10万円、購入する計画を立てていたのですが、これは「延期」せざるを得ません。
毎月の積み立ても、少し減額する方向で考えています。

2年前に投資を始めてから、税金のことはかなり勉強したので、医療費控除の仕組みは簡単に理解をすることができました。
予期せぬ形でですが、「投資のリターン」を得ることができたように思います。

なお、インプラントの料金について、1本20~30万円程度で治療できる歯科医もあります。
いろいろ調べてみたところ、
「料金の安いところはリスクも高い」
「しかし、料金が高いからリスクが低いとは言えない」
と言えるようです。

私を担当している歯科医は、「インプラントのオタク」と自称しているちょっと変わった先生ですが、非常に勉強熱心で技術と知識に関しては信頼できる人だと思いました。
先生のブログを見ると、海外の学会に頻繁に参加して、最新の治療方法を勉強されているようです。
患者の治療費が、先生の出張代になっているのでしょうね。
逆に言えば、インプラントの料金が安い歯科医は、学会等での勉強に不熱心で、技術や知識が不足していると言えるかもしれません。

金融商品と同じで、インプラントは「コストの中身」が見えにくいです。
自分が納得できるまできちんと調べて、疑問点は確認することが大事だと思いました。
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2009/10/16 09:00 | 確定申告・外国税額控除COMMENT(1)TRACKBACK(0)  TOP

コメント

初めまして。
本当、インプラントは悩みますね。
自費なのは勿論、値段もピンキリ、安いところにはリスクもともなう・・・
保険がきいてくれれば一番いいんですが・・・無理かな^^;

No:177 2009/10/27 03:55 | ペット迷子保険 #- URL編集 ]

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