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09年10月の投資戦略

こんにちは。中田たろうです。

今月末、私の保有している海外ETFのVTIが、1口あたり0.248ドルの分配金を出すようです。
ETFへの投資は、分配金への課税もコストとして考慮する必要があります。

米国ETFの場合、米国で10%、国内で残りの90%に対して10%(2011年までの軽減税率。本則は20%)、合計19%(本則の20%が課税されれば28%)が源泉徴収されます。
分配金利回りが年率2%とすると、「年率0.38%の税コスト(本則の20%では0.56%)」になるのですが、この税金は外国税額控除の確定申告で一部を取り戻すことができる場合もあります。
今年からは、株式や投資信託等の譲渡差損との損益通算も可能になりました。

今回のVTIの分配金で、私の場合は110ドル強が入金されると思われます。
SBI証券では、米国での支払日の翌日に口座へ入金されることが多いので、来月初旬には分配金を手にすることができます。
来月末には海外ETFのVTIへのリレーを実行するので、リレー時にこの資金を追加して、VTIへ再投資する予定です。
ETFの分配金は愚直に再投資を継続していき、複利効果を高めていきたいです。

さて、10月の投資は以下のように計画しています。

1.トヨタアセットバンガード海外株式ファンド(マネックス証券)
 25,000円×3回=第1・第2・第4木曜日に購入
 10,000円=第3木曜日に購入
2.野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI(琉球銀行・個人型401k)
 18,000円=10/15に拠出
3.住信-STAM 新興国株式インデックス・オープン(SBI証券)
 16,000円=第2金曜日に購入
4.ETF(1306)(野村證券ほっとダイレクト)
 予算は33,000円+9月からの繰越額2,913円=第1・第3・第4月曜日に10口ずつ購入
5.バンガード・トータル・ストック・マーケットETF=VTI(SBI証券)
 STAMグローバル株式、トヨタバンガード、バンガード・スモールキャップの3銘柄を売却後、キャッシュ(4万円前後)を追加してリレー投資=第4木曜日に購入
6.純金積立(田中貴金属)
 10,000円=毎営業日ごとに自動積立

 ※10月はREITファンドへの投資はお休み

10月は6種類の商品に、合計で約20万円を投資します。

先月から「偶数月はバンガード・スモールキャップ・インデックス・ファンド、奇数月はREITファンドを購入」という戦略へ変更しました。
10月はスモールキャップを購入する順番ですが、投資予定の資金は直接VTIの購入に充てて、手数料の削減をはかります。

この6種類の投資先について、細かく説明していきます。

私は株式クラスの資産配分を、「米国株4割、日米以外先進国株3割、日本株2割、新興国株1割」で保有したいと考えています。
この数字に近い比率で積み立てを行っていきます。
この配分は、MSCI ACWI(All Country World Index)の比率=米国株44%、日米以外先進国株36%、日本株10%、新興国株10%=を意識しつつ、日本株をやや高めの比率にしています。

トヨタバンガードは、「海外ETFへのリレー直前の1か月」だけ、期間限定で積み立てを行うファンドです。
普段はSTAMグローバル株式を積み立てていますが、「保有期間が1か月以下」の場合は、信託財産留保額の不要なトヨタバンガードのほうが、コスト的には有利です。

新興国株では、STAM新興国株式を積み立てていき、海外ETFのVWOへのリレー投資を行います。

国内株式クラスでは、ETF(1306)を投資タイミングを分散して購入します。
1306はドルコスト法での積み立てはできませんので、「予算額の範囲内で購入できる口数」を、毎月ごとに調整します。
積み立てた1306は、STAMグローバル株式と一緒に、EFAへリレーします。

VTIへのリレーは、「住信-STAM グローバル株式インデックス・オープン」「トヨタアセットバンガード海外株式ファンド」「バンガード・スモールキャップ・インデックス・ファンド」の3銘柄を売却して、少しキャッシュを追加します。
「1万米ドル相当になったらリレー」が私のリレー投資のやり方で、SBI証券のFXで現引を使うことで、為替手数料を節約します。
海外ETFの分配金を米ドルMMFで運用しているので、これをリレー前に売却して、現引した1万ドルと合わせてVTIへ再投資。
おそらく明日には、VTIの分配金が110ドルくらい入金されるので、もちろんこれも再投資します。

FXで米ドルを現引するときは、長期間「放置」していた米ドルのロングポジションを使うつもりです。
決済によって証拠金がキャッシュとして戻ってきますので、この資金は11月以降に、私としては異例の「臨時投資」を行うつもりでいます。

基本的な方針として、1のファンドは毎週木曜日、3と4は毎週月曜日に購入します。
1か月の中で投資時期を分散することで、「どれかは高値でも、どれかは安値で買える」ことを狙っています。
全体として、月間の平均に近い値段で買えればいい、という戦略です。
私は勝手に「損もしないし得もしない積立投資法」と名付けています。

純金積立は株式や債券との分散効果をねらい、資産の3%程度は保有したいと考えています。

流動性資産は、生活防衛資金の2/3を1年満期の定期預金、1/3をMMFにしてあり、投資資金は住信SBIネット銀行のSBIハイブリッド預金で管理しています。

外国債券クラスは、保有比率を下げるために積み立てを休止しています。
「金融資産の10%」を目標比率にしていて、現状の比率はこれを上回っていますが、今後そう遠くない時期に、外国債券クラスへの積み立ての再開を検討する必要があると思っています。

一度買ったものは、なにが起こってもひたすらストロングホールド。
そして相場の動向は無視して、購入日を固定した積み立て。
この戦略を継続していきます。

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2009/09/29 09:00 | 今月の投資戦略COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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