外国債券投資の決定打!?(前編) 中田たろうの投資日記 ブログパーツ アクセスランキング
fc2ブログ

外国債券投資の決定打!?(前編)

こんにちは。中田たろうです。

先週のエントリーで、海外債券の投資について書きました。

海外債券の投資方法
http://nakatatarou.blog110.fc2.com/blog-entry-34.html

私の投資方法として、「外貨MMFからゼロクーポン債へのリレー投資」を紹介しました。
この投資方法を実際にやっている人がいないか、ウエブサイトやブログを検索してみました。

・・・。
どうやら、いないようです。
たぶん、ネットでは、私が「最初の提唱者」になるのでしょうか?

なぜいないか、考えられる理由を想像すると、

1.ネット証券では、ゼロクーポン債の通貨や償還日の種類が限られている
2.大手証券では、ネットでの外国債券購入に制約があり、外国証券の口座管理料が必要な会社もある
3.ゼロクーポン債は最低購入価格が高く、積み立て投資には向いていない
4.若い世代の投資家は、債券より株式などのリターンが高い商品に目が向いている
5.大手証券に口座を持つ人たちは、資産額が比較的大きい人が多いので、リレー投資をしないで、債券を直接購入している

あたりになると思います(最後の4と5は根拠はないです)。
ネット証券での扱いが少ないのは、証券会社の利益が薄いからでしょう。

この投資法のメリットは、

1.外貨MMFの購入にドルコスト法が使える
2.外貨MMFからゼロクーポン債にリレーするときの手数料、為替コストが0円
3.ゼロクーポン債の購入単価の変動を日々見ながら、有利なタイミングでリレーできる
4.ゼロクーポン債は信託報酬がかからず、配当金がないので複利効果、節税効果が高い
5.米ドル、ユーロ、豪ドルなどの主要通貨だけに限られるが、通貨の分散割合も自分の思い通りに決められる

とくに1番目のドルコスト法が使えることで、為替変動があっても外貨の平均購入単価を小さくできるのが、最大のメリットだと思います。

さらに、長期投資でのバイ&ホールドを前提にした場合、

6.ゼロクーポン債を償還、もしくは償還間際まで持ち続ければ、債券価格の変動リスクもほとんど気にならない
7.ゼロクーポン債が償還か、または売却しても、他のゼロクーポン債に乗り継ぐ、あるいは外貨MMFに再投資することができ、そのときの為替コストが不要

などのように、メリットはたくさん考えられます。
それに対してデメリットは、

1.ゼロクーポン債にはかくれたコストがある
 詳しくは、ブログ「チラシの裏」に書かれています。
 http://d.hatena.ne.jp/zoe1/20070707

2.投資信託に比べて、ゼロクーポン債は売却時のレートが不利
 詳しくは私のブログの以前のエントリーを参照ください。
 http://nakatatarou.blog110.fc2.com/blog-entry-18.html

この2つくらいだと思います。

前者のデメリットは、購入時にコストを払うか、信託報酬のように毎年コストを払うか、の差だと思います。
仮に年率0.5%のコストでも、20年後には10%になります。
長期投資の場合、「超低コスト商品」の債券ETFを除いて、毎年コストを払うのは不利です。
後者は、急に現金が必要になり売却をせまられた場合に問題になります。
これをどう考えるかは、投資家それぞれの状況と、その判断によるでしょう。

私はこのリレー投資の方法を、野村証券のほっとダイレクトで口座を開設して、取り引きを始めてから気づきました。

ちなみに、野村があつかっている外国債券の一覧は、下記の通りです。
http://www.nomura.co.jp/retail/bond/f_secondary/index.html
私はこの中で、償還日が2023年2月と25年2月の米ドルクーポン債、ユーロは償還日が2029年4月のフランス国債、計3種類を購入しています。

マネックスが数か月おきに発売する米ドルのゼロクーポン債と、同じ償還日の野村のものを比べると、単価は野村の方が安いです。
http://www.monex.co.jp/Etc/00000000/guest/G3220/saiken/segin_rireki.htm

野村ほっとダイレクトなら、口座管理料は0円です。
ゼロクーポン債は、日本円での決済はネットで購入でき、外貨MMFでの決済なら電話で購入できます。
ただし、為替スプレッドが下記のように、ネット証券よりも割高です。
野村 http://www.nomura.co.jp/retail/bond/f_secondary/exrate.html
マネックス http://www.monex.co.jp/Etc/00000000/guest/G3220/saiken/notes_exchange.htm

しかし米ドルの場合、この差を考慮しても、マネックスより野村のゼロクーポン債の方が割安です。
再掲になりますが、以前のエントリーを参照ください。
http://nakatatarou.blog110.fc2.com/blog-entry-18.html

野村証券では、米ドル、ユーロ、豪ドル、加ドルの4通貨で22種類のゼロクーポン債を販売しています。
いつ、どれだけ売買されるかわからず、債券の価格変動もある中では、これらの在庫管理のコストは、決して安くないと思います。
その分が、「売買時のかくれたコスト」になっているはずです。
マネックスの債券は、種類と販売期間、数量を限定して完売させることで、コストを引き下げる手法を使っているのだと思います。
それでも野村よりマネックスは単価が高いのです。
一定のコストがかかっているとはいえ、大手証券のゼロクーポン債は「バイ&ホールドの投資家にとっておいしい商品」だということが、言えるのではないでしょうか。

このリレー投資と債券ETFの比較もしたいのですが、長くなったので、続きは次回にします。

最後に、マネックスについては悪口だけになっていますので、フォローをしておきます。
私はマネックスに口座を持っていて、投資信託の購入に使っています。
低コストのインデックスファンドを扱っているので、それらはおすすめです。

関連記事

2007/08/13 09:00 | 外国債券COMMENT(2)TRACKBACK(0)  TOP

コメント

はじめまして、toshizo_koと申します。米ゼロクーポン債を研究し始めて、こちらにたどり着きました。

「ネットでは、私が「最初の提唱者」になるのでしょうか?」と書かれていたので、似ているのかな?と感じるものをお知らせします。

http://www.e-funahashi.jp/management/index.htm#02
↑こちら、あまり更新がされてないので、今現在の米ゼロクーポン債の評価がどんなものか?ご指摘いただければ幸いです。

No:25 2008/07/09 13:15 | toshizo_ko #- URL [ 編集 ]

> toshizo_ko 様

コメントありがとうございます。
ゼロクーポン債は外国債券ファンドよりも複利効果と節税効果が高い、と私は思っています。
リンク先のページを見ましたが、ゼロクーポン債について、とてもていねいに、わかりやすく説明されていると感じました。
私の投資手法に似ていると思います。

米ドルだけに投資するのは為替リスクが高いので、ユーロや、余裕があればその他の通貨へも、分散投資するべきだと思います。
(具体的には「外国債券」のカテゴリのエントリを参照ください)

また、リンク先でも指摘されていますが、ゼロクーポン債も債券ファンドも、インフレリスクに弱いです。
すべての資産を債券クラスへ長期投資するのは、リスクが高すぎると思います。
株式クラスと債券クラスを組み合わせて資産運用すれば、リスクの分散になり、運用の効率も高くなると私は考えます。

上記をまとめると、「通貨分散、資産クラスの分散が大切で、偏った投資はリスクが高い」ということになります。
これは私の個人的な意見ですので、投資判断は自己責任でお願いしますね。

No:26 2008/07/09 22:43 | 中田たろう #- URL [ 編集 ]

記事の内容と無関係なもの、広告や宣伝と思われるもの、他者への敬意に欠ける内容など、管理人が不適切と判断したコメントは、削除させていただく場合があります。ご容赦ください。



記事の内容と無関係なもの、広告や宣伝と思われるトラックバックは、削除させていただく場合があります。ご容赦ください。


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

 | BLOG TOP |