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バンガードのETFを調べてみました
こんにちは。中田たろうです。
先週、バンガードのETF3銘柄の取り扱い開始がニュースになりました。 10月の2銘柄と合わせて、国内のネット証券3社で取り引きできるバンガードのETFは5銘柄になります。
米国バンガード社のETFは、もっとたくさんの銘柄数がありますが、その一覧は英語サイトのこちらで確認できます。 https://personal.vanguard.com/us/funds/etf/byname?Sortby=name&Viewtype=&View=PP
ここの情報をもとに、表を作成してみました。
・バンガード社の主なETF
| ティッカー | 信託報酬 (年率) | 投資先 | 銘柄数 | 純資産額 08/9/30現在 | | VTI | 0.07% | 米国 | 3,491銘柄 | 986億ドル | | VWO | 0.25% | エマージング諸国 | 833銘柄 | 170億ドル | | VGK | 0.12% | 欧州 | 530銘柄 | 215億ドル | | VPL | 0.12% | 東洋太平洋の先進国 | 511銘柄 | 107億ドル | | VEA | 0.12% | 欧州・東洋太平洋の先進国 | 998銘柄 | 36億ドル | | VEU | 0.25% | 米国を除く全世界ポートフォリオ | 2,206銘柄 | 26億ドル | | VT | 0.25% | 全世界ポートフォリオ | 2,063銘柄 | 1億ドル |
どの銘柄を見ても、うっとりしてしまうような信託報酬の低さです。 この数字と比較すれば、日本の外国株式投資環境がいかに遅れているかを痛感します。
参考までに、iシェアーズの主なETFも記載しておきます。
・iシェアーズの主なETF
| ティッカー | 信託報酬 (年率) | 投資先 | 銘柄数 | 純資産額 08/3/31現在 | | IVV | 0.09% | 米国大型株 | 502銘柄 | 164.1億ドル | | EEM | 0.75% | エマージング諸国 | 361銘柄 | 238.5億ドル | | EFA | 0.35% | 欧州・東洋太平洋の先進国 | 818銘柄 | 454.2億ドル | | TOK | 0.25% | 日本を除く先進国 | 1,211銘柄 | 0.9億ドル |
バンガードのETFを組み合わせて全世界ポートフォリオを作ると、4パターンが考えられます。 その組み合わせは以下の通りで、それぞれの銘柄数の合計を計算してみました。
VTI+VWO+VGK+VPL=5,365銘柄 VTI+VWO+VEA=5,322銘柄 VTI+VEU=5,697銘柄 VT=2,063銘柄
VTIを使ったの3種類の組み合わせならば、どれを選んでも銘柄数の面で大きな違いはありません。 逆にVTは、銘柄数が少ない=分散の面でやや問題がある、と言えそうです。 細かい違いを言えば、「カナダ」はVTI+VEUかVTの場合しか含まれません。 それから、VTは米国の小型株を含みません。
コストの面ではどうでしょうか。
信託報酬(保有コスト)を見れば、「VTI+VWO+VGK+VPL」と「VTI+VWO+VEA」が同じになります。 仮にVTIを45%、VWOを10%、残りをVGK+VPLかVEAにすれば、トータルでの信託報酬は0.1105%になり、VTの半分以下、日本株のETF(1306)と同じくらいの低さです。 取引手数料も合わせて考えれば、「VTI+VWO+VEA」が最安の組み合わせになるでしょう。 リバランスの手間を考えても、銘柄数が少ないほうが有利です。
NY市場での出来高を見ると、VTI>VWO>>VEA>VEU>VGK>VPL>VTとなります。 流動性の面でも、VTはやや心配かもしれません。 純資産額も、VTは見劣りします。
「インデックスファンドからのリレーの頻度が高くない人=毎月の積み立て額がそれほど高くない人」や「保有期間がそれほど長くない人」は、1銘柄だけでよいVTも有力な選択肢になってくるでしょうが、長期投資ならばVTのメリットは小さいかなと思います。
こうして見ると、VTが日本の証券会社でも取り扱いが始まるのは、どうもあまり期待できないような気がします。 米国での出来高も純資産額も少ない現状では、バンガードとしても積極的には展開しにくいのではないでしょうか。
10月に2銘柄、11月に3銘柄とくれば、12月にもいくつかの銘柄が…、と期待してしまいます。 バンガード社の「コスト」と「分散投資」の「哲学」から言えば、次の「本命」はVEAでしょう。 「対抗」でVEU、「大穴」がVTと予想します。
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