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中田たろうの投資日記
株式インデックス投資とゼロクーポン債を中心にバイ&ホールド、アセットアロケーションに基づいた長期分散投資で、ドルコスト法での積み立てを行う「実践日記」です

プロフィール

Author:中田たろう
昭和40年代生まれの独身、団体職員による、投資の実践日記です。
投資方法は、ドルコスト法の活用、徹底したバイ&ホールドで、低コストの長期運用です。
株式はインデックスファンドからETFへのリレー投資。
債券は外貨MMFからゼロクーポン債へのリレー投資を行い「セルフメイドの外国債券ファンド」で運用。
FX、純金積立、REITも少々。



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バンガードのETFを調べてみました

こんにちは。中田たろうです。

先週、バンガードのETF3銘柄の取り扱い開始がニュースになりました。
10月の2銘柄と合わせて、国内のネット証券3社で取り引きできるバンガードのETFは5銘柄になります。

米国バンガード社のETFは、もっとたくさんの銘柄数がありますが、その一覧は英語サイトのこちらで確認できます。
https://personal.vanguard.com/us/funds/etf/byname?Sortby=name&Viewtype=&View=PP

ここの情報をもとに、表を作成してみました。

・バンガード社の主なETF
ティッカー信託報酬
(年率)
投資先銘柄数純資産額
08/9/30現在
VTI0.07%米国3,491銘柄986億ドル
VWO0.25%エマージング諸国833銘柄170億ドル
VGK0.12%欧州530銘柄215億ドル
VPL0.12%東洋太平洋の先進国511銘柄107億ドル
VEA0.12%欧州・東洋太平洋の先進国998銘柄36億ドル
VEU0.25%米国を除く全世界ポートフォリオ2,206銘柄26億ドル
VT0.25%全世界ポートフォリオ2,063銘柄1億ドル

どの銘柄を見ても、うっとりしてしまうような信託報酬の低さです。
この数字と比較すれば、日本の外国株式投資環境がいかに遅れているかを痛感します。

参考までに、iシェアーズの主なETFも記載しておきます。

・iシェアーズの主なETF
ティッカー信託報酬
(年率)
投資先銘柄数純資産額
08/3/31現在
IVV0.09%米国大型株502銘柄164.1億ドル
EEM0.75%エマージング諸国361銘柄238.5億ドル
EFA0.35%欧州・東洋太平洋の先進国818銘柄454.2億ドル
TOK0.25%日本を除く先進国1,211銘柄0.9億ドル


バンガードのETFを組み合わせて全世界ポートフォリオを作ると、4パターンが考えられます。
その組み合わせは以下の通りで、それぞれの銘柄数の合計を計算してみました。

 VTI+VWO+VGK+VPL=5,365銘柄
 VTI+VWO+VEA=5,322銘柄
 VTI+VEU=5,697銘柄
 VT=2,063銘柄

VTIを使ったの3種類の組み合わせならば、どれを選んでも銘柄数の面で大きな違いはありません。
逆にVTは、銘柄数が少ない=分散の面でやや問題がある、と言えそうです。
細かい違いを言えば、「カナダ」はVTI+VEUかVTの場合しか含まれません。
それから、VTは米国の小型株を含みません。

コストの面ではどうでしょうか。

信託報酬(保有コスト)を見れば、「VTI+VWO+VGK+VPL」と「VTI+VWO+VEA」が同じになります。
仮にVTIを45%、VWOを10%、残りをVGK+VPLかVEAにすれば、トータルでの信託報酬は0.1105%になり、VTの半分以下、日本株のETF(1306)と同じくらいの低さです。
取引手数料も合わせて考えれば、「VTI+VWO+VEA」が最安の組み合わせになるでしょう。
リバランスの手間を考えても、銘柄数が少ないほうが有利です。

NY市場での出来高を見ると、VTI>VWO>>VEA>VEU>VGK>VPL>VTとなります。
流動性の面でも、VTはやや心配かもしれません。
純資産額も、VTは見劣りします。

「インデックスファンドからのリレーの頻度が高くない人=毎月の積み立て額がそれほど高くない人」や「保有期間がそれほど長くない人」は、1銘柄だけでよいVTも有力な選択肢になってくるでしょうが、長期投資ならばVTのメリットは小さいかなと思います。

こうして見ると、VTが日本の証券会社でも取り扱いが始まるのは、どうもあまり期待できないような気がします。
米国での出来高も純資産額も少ない現状では、バンガードとしても積極的には展開しにくいのではないでしょうか。

10月に2銘柄、11月に3銘柄とくれば、12月にもいくつかの銘柄が…、と期待してしまいます。
バンガード社の「コスト」と「分散投資」の「哲学」から言えば、次の「本命」はVEAでしょう。
「対抗」でVEU、「大穴」がVTと予想します。

この記事に対するコメント

参考にさせていただきました。中田たろうさんはいつも素晴らしい分析ですね。当方は小型株も入れたいのでVSSなんかもポートフォリオに含んでおります。また勉強させていただきます。トラックバックさせていただきました。
【2009/11/04 10:13】 URL | lazy #-[ 編集]

> lazy 様

コメントとトラックバックありがとうございます。
私のエントリがお役に立ったのであれば幸いです。

ポートフォリオを検討されているエントリを拝見させていただきました。
海外の小型株、私も好きです。
ポートフォリオを考えるのは難しいですが、検討を重ねている時間は楽しいですよね。

「余計なおせっかい」かもしれませんが、私が気づいたことをちょっと助言させていただければ、ご自身でもお気づきのように、シンプルなポートフォリオの方が管理しやすいと思います。
 1.VTI、VB、VWO、VEA、VSSを「コア」資産と考えて、この5銘柄の比率は固定する(25:20:10:25:20?)
 2.それ以外の銘柄は「サテライト」として、相場環境に応じて比率を流動的にする
「コア・サテライト戦略」でポートフォリオを考えれば、コア部はシンプルに、サテライト部はアクティブに、運用と管理がしやすいように思いますがいかがでしょうか。
【2009/11/04 21:39】 URL | 中田たろう #-[ 編集]


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