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長期ゼロクーポン債投資の利点

こんにちは。中田たろうです。

火曜日のエントリでは、長期のゼロクーポン債のことを書きましたが、少し引用してみます。

(年初来の騰落率を商品別に見ると)下落率が低い上位3つは下記の通りです。

 1位 米ドルゼロクーポン債 マイナス3.2%
 2位 ユーロゼロクーポン債 マイナス7.1%
 3位 純金積立 マイナス11.4%

私が保有している外債インデックスファンドがマイナス14.3%であることを考えると、ゼロクーポン債のパフォーマンスの高さが際立っています。


米ドルは昨年末の111円台から先週末は100円台へ、ユーロも162円台から135円台へ、それぞれ大きく下落しています。
外債インデックスファンドはその下落の影響が大きく出ていると思いますが、ゼロクーポン債への影響は軽微です。

株価の下落で債券に買いが集まって価格が上昇したようですが、とくに長期債は値上がり幅が大きかったようです。
債券は償還までの期間が長いほど、値動きが大きくなりやすい傾向があります。
私が保有しているのは、米ドルは償還日が2023年~2027年の5銘柄、ユーロは2029年の1銘柄です。

ゼロクーポン債への投資を始めてから1年以上になりますが、感覚としては「インデックスファンドよりゼロクーポン債の方が、株式との相関係数が低い」ように感じています。
株式と債券へ分散投資する場合、その方が好ましいはずです。

私が保有している債券の、年初来からの騰落率の推移を、表にまとめてみました。

 □年初来騰落率の推移
 米ドル
ゼロクーポン債
ユーロ
ゼロクーポン債
年金積立
インデックスファンド
海外債券ヘッジなし
2008年1月末-0.8%-2.3%-3.7%
2008年2月末-4.3%-4.0%-3.3%
2008年3月末-5.2%-4.1%-5.0%
2008年4月末-4.8%-2.1%-3.2%
2008年5月末-6.0%-3.2%-3.0%
2008年6月末-1.2%+0.9%-1.4%
2008年8月1日-0.1%+3.5%±0%
2008年8月末+5.4%-0.2%-1.4%
2008年9月末+6.3%-7.6%-7.1%
2008年10月10日-3.2%-7.1%-14.3%

表を見ると、今年の前半はインデックスファンドのパフォーマンスが良かったですが、3月中旬に米国のベア社が破綻して株価が急落したときは、ゼロクーポン債の方が良かったことを覚えています。
そして6月末以降はゼロクーポン債の方が上回っていて、とくに今月は圧倒しています。

ただこれは「今月はたまたまそうだった」だけで、来月はどうなるか分からないと思っています。
「米国債が急落」などという恐ろしい事態が起これば、今のこんな数字に意味はありません。

ゼロクーポン債へ投資する利点として、「外貨建てでの債券価格の動きがダイレクトにわかる」ことがあります。
株式相場はテレビでも報道されるので情報を得やすいですが、債券相場の情報、とくに米国債の動きはかなり重要だと思うのですが、日本ではあまり報じられていません。
株式と債券、両者の相場の動きを照らし合わせれば、「投資資金は株と債券のどちらへ動いているのか」がよくわかります。
債券は株式よりも値動きの幅が小さいため、インデックスファンドの場合は為替の影響が値動きに大きく反映されます。
基準価額の推移を見ていても、債券の値動きをつかむのは難しいです。
ゼロクーポン債への投資は、資産運用を始めて間もない私にとって、世界の経済と金融の動きを理解するのに大きく役立ったと思っています。
さらにゼロクーポン債は、分配金への課税がなく、売却益への課税をゼロにすることも可能で、節税効果がとても大きいです。

反面、購入のタイミングを計るのは株式への投資と同じくらい難しいですし、証券会社によっていろいろ条件が違うので、その点はしっかり調べて投資を始める必要があります。
安易に知識のない人が投資すると、失敗するでしょう。

インデックスファンドの利点としては、投資先が分散されていて、少額での投資が可能なことがあります。
相場は気にせずドルコストで積み立てていくには、最も優れていると思います。

で、この1か月くらい、とくに今週の米国債相場の動きを見ていると、何か不穏なものを感じます。
何かが大きく動く、前兆のような気がしてなりません。
杞憂であればいいのですが…。

なお、投資判断は自己責任でお願いします。

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2008/10/18 09:00 | 外国債券COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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